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【木工事】木造建築について現場施工の基準を解説

住宅建築に多く使用される木造建築について
現場施工の基準を解説

 

住宅建築に多く使用される木造建築について、実際に工事を行う上で品質を確保するために規定に従って施工します。

木造建築における施工的な基準について解説します。

 

目次
1.木材について
2.現場施工について
3.木材接合用の各種ボルト工法
4.アンカーボルト
5.防腐処理
6.敷居鴨居の加工

  

木材について

建築に使用する木材について木材は乾燥に伴いそったり、ねじったりするので予め乾燥している木材を使用することで工事後の変形に備えるようにします。

木材の含水率についての規定

構造材の含水率は20%以下とします

造作材の含水率は15%以下とします

床板など広葉樹材の含水率は13%以下とします

現場施工について

釘打ち工法

釘の長さは材厚の2.5倍以上とします

木下地で石膏ボードの場合ボード厚の3倍です

木材接合用の各種ボルト工法

ボルトの長さは首下長さとしナットの外にネジ山が2山以上出るように固定します。

木材のボルト穴はボルトがボルト穴に密着するように穴を開けます。

構造用ボルトは径13 mm 以上のものを用います。

アンカーボルト

土台の上端よりナットの外にネジ山が3山以上出るように固定します。

布基礎に取り付けるアンカーボルトの間隔は、2.7 M 以下とします。

1階の柱に筋交いが取り付く場合は柱心より200 mm内外の位置にアンカーボルトを埋め込みます。

防腐処理

防腐剤は木材防腐剤などを使います。

防腐剤の塗り回数は2回とします。

防腐剤は最下階などにおける床束、大引き受、及び根太かけの各部材でコンクリートブロックなどに接する部分に塗ります。

土間スラブやその周辺のコンクリートに接する土台転ばし大引き及び転ばし根太など各部材の全面に塗ります。

敷居鴨居の加工

敷居鴨居の溝じゃくりを行う場合は木表に溝をつきます。

木材は木表側にそる傾向があり木裏にはひびが入りやすいためです。

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