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【内装床工事】7種類の床工事の特徴と施工管理の方法を解説します。

内装の7種類の床工事の特徴と
施工管理の方法を解説します。

 

内装工事において施工管理の基準に沿って施工が行われることによって欠陥が出ないように品質を確保しています。

内装床工事の種類とその基準について解説します。

 

目次
1.合成高分子系床タイル
2.床シート
3.合成高分子系床塗
4.カーペット
5.タイルカーペット貼り
6.畳敷き
7.フローリング

  

合成高分子系床タイル

床タイルの貼り付けは接着剤を所定の櫛目ごてを使用して下地面に均一に塗りつけます。

床シート

床シートの仮敷き

床シートは施工に先立って温度20°以上の室内にて敷きのばし、24時間以上放置して巻き癖をとります。

溶着棒による床シート間の一体化接合

接合部は溶着の際、圧着する力がかかりやすいV字またはU字に溝を切ります。

V字の角度は60°溝の深さは床シートの厚さの1/2から1/3の深さが良いです。

溶着液による床シート間の接合

床シートの接合部は20〜30㎜みり重ねて重ね切りを行い0.1㎜以上の隙間が落ちないようにします。

床タイル、床シートの接着剤と下地の乾燥

湿気のおそれのある床には、エポキシ樹脂系又はウレタン樹脂系接着剤を使用します。

室温5度以下では接着剤が硬化せず、また材料が割れやすくなるので温度管理に配慮します。

所定のオープンタイム(接着剤を塗った後、材料を貼るまでの時間)をとり溶剤の揮発を適切に行い貼り付けます。

接着剤のオープンタイムは温度、湿度によって大きく左右されるため、季節によって調整が必要です。

下地の乾燥期間は一般的にモルタルの場合14日、コンクリートの場合28日必要です。

清掃、仕上げ

接着剤の硬化後、床面を温水拭き又は中性洗剤で水拭き清掃し、乾燥後に水性ワックスを使用して仕上げます。

合成高分子系床塗

塗床材の特徴と主な用途は次の通り

塗床材の種類一般的な特徴主な用途
エポキシ樹脂系接着性に優れる機械的性能に優れる耐薬品性に優れる耐候性に劣る低温硬化性が劣る各工場、研究実験室、倉庫、厨房など
ウレタン樹脂系弾力性、衝撃性に優れる耐摩耗性に優れる高湿下で発泡しやすい一般事務室、廊下、学校、体育館、病院、歩行路など
メタクリル樹脂系速硬化性に富む耐薬品性に優れる低温硬化性に富む施工時に臭気がある厨房、歩行路、冷凍倉庫、食品工場など

膜厚が薄いため下地の平滑度を高め、下地は十分に乾燥させます。

工法には流し延べ工法と樹脂モルタル工法があります。

流しのべ工法樹脂モルタル工法
材料セルフレベリング性を有する樹脂ペースト粘土状の樹脂モルタル
施工方法刷毛、へら、こてこてで押さえる
塗り厚さ0.8㎜~2.0㎜3.0㎜~10.0㎜
特徴膜厚管理が重要となる平滑で美観性がよい耐薬品性・耐摩耗性に優れる耐荷重性・耐衝撃性・耐薬品性・耐摩耗性・耐熱性に優れる

エポキシ樹脂系又はウレタン樹脂系は施工中又は樹脂硬化期間内に室温が5度以下となることが予想される場合は作業を中止します。

カーペット

グリッパー工法

部屋の周囲や柱周りに釘針の出ているグリッパーを打ち付け、これに伸ばしたカーペットを引っ掛けて固定する方法で接着剤を使用しない工法です。

グリッパーは一般的に釘打ちによって固定し、釘の間隔は15㎝程度とし下地が鉄板の場合は接着剤を使って固定します。

グリッパーは壁際からの間隔を均等にとります。

カーペットの伸長作業には工具としてパワーストレッチャー、ニーキッカーが使用されます。

接着工法

接着工法とは接着剤や接着テープによって下地に直接張りつける方法です。

下地全面に接着剤を付ける全面貼りと周囲と継ぎ目のみに接着剤や両面テープをつける部分張りがあります。

タイルカーペット貼り

タイルカーペットには使用中におけるメンテナンス、部分補修あるいはアンダーカーペット配線の変更などへの対応のため、施工後にも適宜交換できる機能が求められています。

そのため簡単に剥離できてずれが防止できる性能と再接着性を持つ接着剤が使用されます。

タイルカーペットは市松張りを原則とします。

市松張りがいい理由は、色ムラや汚れが目立たないということと、伸縮に方向性があるので全て同じ方向に貼ると隙間ができやすいということです。

フリーアクセスフロア下地の場合、カーペットの貼り付けに先立って下地面の段違い、床パネルの隙間を1 mm 以下に調整し、タイルカーペットはパネルの目地をまたぐように貼り付けます。

出入り口部分には2/3以上の大きなものがくるように貼り付けます。

出入り口部分に小さなタイルカーペットがくると、歩行によって剥がされる恐れがあるからです。

畳敷き

等級としては重いものほど高級品です。

畳が敷居より低い場合のみ、返しわらなどで高さの調整ができます。

フローリング

フローリングの割り付けは部屋の中心から両側へ貼り進めます。

割り付けが半端になる場合は壁際の見え隠れとなる場所で行います。

フローリング類は木質材であり湿度の変化によって膨張収縮するため幅木、敷居などの取り合い部ではエクスパンションを取ります。

フローリングボードの取り付けに用いる金物は板厚の3倍程度の長さの釘とします。

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