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【建築工法の種類】木造、鉄骨造、コンクリート造の3つの工法について
建築工法の種類!
木造、鉄骨造、コンクリート造の
3つの工法について
建築工法について大きくわけて、木造、鉄骨造、コンクリート造の3工法があり、木造の在来工法とツーバイフォー工法について、鉄骨造の重量鉄骨造と軽量鉄骨造について、コンクリート造の鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、プレキャストコンクリートについて解説します。
木造
建築物の構造的な骨組みに木材を用いて組み合わせた建築物を木造と呼びます。
木造には在来工法とツーバイフォー工法があります。
在来工法(木造軸組工法)
木造軸組工法は日本古来の工法で、在来工法ともいわれます。
主に柱や梁といった軸組で支え、筋交いという斜めの材を入れて補強します。
設計自由度が比較的高めで増改築にも対応しやすい工法です。
在来工法ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)(木造軸組工法)
アメリカの住宅で主流の工法で木材の枠組みのパネルで壁、床、天井を構成して面で支える工法です。
家を建てるときに「2インチ×4インチ」(5.08㎝×10.16㎝)角材と合板を接合してパネル(枠組み)を作り、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を構成してを組み合わせて箱状の空間をつくって強度を持たせます。
既製サイズの角材に合板をあわせて組み立てていくという単純な工法であるため、高度な技術は必要ないという特徴があります。
鉄骨造
建築物の構造的な骨組みに鉄骨を用いて組み合わせた建築物を鉄骨造(S造)と呼びます。
鉄骨造鉄骨は鋼材の厚さによって重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類にわかれます。
重量鉄骨造
重量鉄骨造とは、柱や梁など骨組に鋼材の厚みが6mm以上鉄骨を使用した構造のことです。
ビルや高層マンションなど大規模建築物をつくる際用いられるケースが多く高層建築や大空間の建築が可能です。
軽量鉄骨造
軽量鉄骨造とは、柱や梁など骨組に鋼材の厚みが6mm未満鉄骨を使用した構造のことです。
プレハブ工法が多く工場で作られた部材を現場で組み立てることで効率が上がりコストを抑えることができます。
コンクリート造
建築物の構造的な骨組みにコンクリートを用いて組み合わせた建築物をコンクリート造と呼びます。
コンクリート造には鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、プレキャストコンクリート造があります。
鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
鉄筋コンクリート造のRC(Reinforced Concrete)補強されたコンクリートという意味です。
RC造は主に柱や梁、床・壁が鉄筋とコンクリートで構成されていて、鉄筋で組んだ骨組みを型枠で囲いコンクリートを流し込んで固めたものを指します。
RC造は耐震性、耐火性、耐久性、気密性、防音性に優れた特徴があり、災害に強い工法です。
鉄骨鉄筋コンクリート造はSteel Reinforced Concreteを略してSRC造と呼び、H形鋼などの頑丈な鉄骨の柱の周りに鉄筋コンクリートを施工する工法でタワーマンションや高層ビルに使用されます。
プレキャストコンクリート
プレキャストコンクリートは建築物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる建築工法です。
RC造と同じで耐震性、耐火性、耐久性、気密性、防音性に優れた特徴があります。