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コンクリート工事の打ち込み方法、品質管理、打設の注意点を解説

コンクリート工事の打ち込み方法、
品質管理、打設の注意点を解説

 

コンクリート工事についてポンプ車やシュートによる打ち込み方法、コンクリートの外気温の打ち込み時間、コンクリートの打設の打ち込み、締固め、打ち継ぎについて解説します。

目次
1.機能性が高い鉄筋コンクリート(RC)造と同じ構造
2.暑中コンクリート
3.水蜜コンクリート
4.マスコンクリート
5.高流動コンクリート
6.高強度コンクリート
7.軽量コンクリート

  

コンクリート打ち込み方法

ポンプ車による圧送

粗骨材と輸送管の寸法

粗骨材の種類粗骨材の最大寸法輸送管の呼び寸法
人工軽量骨材15125A以上
普通骨材20,25100A以上
40125A以上

軽量コンクリートは高所圧送が多く、圧送性が悪いなどの理由で輸送管の呼び寸法が大きくなります。

コンクリートの圧送に先立ち調合モルタルを圧送して配管内の潤滑性を高め、コンクリートの品質変化を防止します。

先送りモルタルは廃棄するか、もしくは使用するコンクリートより3N/m㎡強度を高めて打ち込んでしまうかです。

シュートによる打設

シュートは原則として縦型シュートとし、落差がある所にコンクリートを運搬するものです。

鋼製パイプ、樹脂製パイプ、フレキシブルホースなどが使われます。

斜めシュートシュートを用いる場合は傾斜角度を30°以上とします。

コンクリートの管理

ミキサー車から荷降ろしを行うときは直前にトラックアジテータを高速回転させミキサー内のコンクリートを均一にします。

外気温と打設時間

外気温25°未満25°以上
打ち込み中の打ち重ね時間150分以内120分以内
練り混ぜ開始から打設完了までの時間120円分内90分以内

高強度コンクリート高流動コンクリートについては外気温にかかわらず120分以内です。

コンクリート打ち込み

打ち込み

打ち込み手順は原則としてコンクリート供給場所から遠い位置から打ち込み、打ち込み速度はコンクリート作業性及び打ち込み場所の施工条件などに応じ良好な締固めができる範囲(20〜30㎥/h)とします。

高いところから落とす場合には縦型シュートを使用してコンクリートが飛び散って分離しないように常に打ち込み面の近くに落とし込みます。

鉄骨鉄筋コンクリートで梁せいの大きい場合はフランジの下側に空洞ができやすいため片側からコンクリートを流し込み反対側にコンクリートを上昇させるのを待って全体に打ち込みます。

コンクリートの締固め

バイブレーターを使用し打ち込み各層ごとその下層に先端が入るまで挿入し、間隔は60 cm 以下で挿入します。

振動時間は打ち込まれたコンクリートの面がほぼ水平になりコンクリートの表面にセメントペーストが浮き上がるまでとします。

コンクリートの打ち継ぎ

鉛直打ち継ぎ部(梁、床スラブ、屋根スラブ)はスパンの中央で打ち継ぎます。

水平打ち継ぎ部(柱、壁)は床スラブ基礎の上端又は針の下端で打ち継ぎます。

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